電話:0173-39-2151

〒037-0033
青森県五所川原市鎌谷町163-1

小児科 アレルギー科 アトピー 五所川原市 こどもクリニックおとも

こどものアレルギー

問診表ダウンロード

初めてご来院される方は、こちらから問診票をダウンロードし、記入されてご持参いただければ在院時間が短縮できて便利です。

予防接種・健診予約

一般診療予約

リンク集
MOBILE SITE 上記QRコードよりモバイル専用ページがご覧いただけます。
予防接種・健診予約 一般診療予約

母乳とアレルギーの関係

現在のところ、授乳中のお母さんが食事制限しても、赤ちゃんがアレルギー疾患をおこす率は変わらないと考えられています。授乳中はバランスのよい食事をとることが大切であり、栄養素の不足が生じないようにしましょう。欧米の小児アレルギー学会も授乳中の食物制限を勧めていません。

母乳栄養と人工栄養ではどちらがアレルギー疾患を起こしづらいかとの議論も、まだ結論がでていません。お母さんのアレルギー体質の有無や母乳栄養期間の違い、その他の環境因子を含めた多くの要因が関係しているようです。よくわからない事が多いのですが、欧米の小児アレルギー学会では、生後4~6ヶ月までは母乳栄養を行うことを勧めています。むやみに母乳栄養を止める必要はありません。

しかし、すでに食物アレルギーをもつ赤ちゃんには、母乳中のごく微量なアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)が慢性的な湿疹の原因となることもあります。ご自分で判断なさらずに、医師に相談して下さい。

アトピー性皮膚炎と食物アレルギー

同じアレルギー疾患ですが、「食物アレルギー」と「アトピー性皮膚炎」は別の病気です。

合併することもありますので、同じようなものと思われている方が多いようです。

乳児の食物アレルギーには、ほとんどの例でアトピー性皮膚炎を合併していますが、乳児のアトピー性皮膚炎での食物アレルギーの合併率は、報告によって30~90%とかなりの幅があります。アトピー性皮膚炎の原因が、すべて食物アレルギーではありません。

確かに、乳児期のアトピー性皮膚炎の原因に食物が関係することは多いのですが、幼児期にはダニなど、大人になるにつれてストレスなどが原因、悪化因子となり、アトピー性皮膚炎に対する食物アレルギーの関与は年齢が進むにつれてほとんどなくなっていきます。むやみな食物制限は、こどもの肉体的、精神的発育を妨げることもありますので、医師と相談の上判断するようにしましょう。

食物アレルギーにおける血液検査の意味

一般的なアレルギーの血液検査は、IgE(アイジーイー)という物質を測っています。IgEの中には、アレルギーの原因となる食物と結合する特異的IgEが存在します。卵白の特異的IgE、牛乳の特異的IgE、小麦の特異的IgEなどです。

典型的な食物アレルギーは、次に説明するような順序で発症します。
  1. 特異的IgEが体内に存在する場合に、原因食物が体内に吸収されると、原因食物と特異的IgEが結合します。
  2. この結合したIgEがアレルギー反応を引き起こす細胞(肥満細胞)と結びついて、アレルギー反応を起こす成分(ヒスタミン)を体内に放出します。
  3. この成分が、皮膚に蕁麻疹を起こしたり、気管を狭くして呼吸困難を起こしたりなどのアレルギーの症状を起こします。

しかし、もっとも大切なことは、食物アレルギーがおこるためには特異的IgEを持っていることが必要ですが、特異的IgEを持っていても、必ずしも食物アレルギーがおこるわけではないということです。つまり、特異的IgEと結合する食物を食べたとしても、アレルギー反応を起こす成分が放出されるまで進まず、アレルギーの症状が現れない人が、かなり高い割合で存在するのです(血液検査が陽性でも、食物アレルギーではない)。

「血液検査で陽性だったので、食べさせたことがありません。」という方も多いのですが、このような場合、本当に食物アレルギーがあるのかどうかの判断は難しくなります。特異的IgEの数値の高い低いなどを参考にしながら、食べられるかどうか判断していくことになります。症状がでる可能性がある場合や、自宅で食べるのが不安な場合は、食物負荷試験を行う場合があります。食物負荷試験とは、病院やクリニックで、実際に少量から心配される食物を食べてみる検査です。

むやみな血液検査は、本来食べられるのに、食物アレルギーがあると決めつけてしまい、不必要な食物除去をすすめる結果にもなりかねません。慎重な対応が求められます。

Page Top